FAST判定量産の罠
自分がスコアを伸ばそうと思い立ってからずっと悩んでいた原因でもあるFAST量産問題。これは少なからず自分と同じドツボにハマってる人、いると思います。(3年前のリザルト発掘しました、皆伝平均を下回る体たらく↓)
で、当時の私は全白を取ったから今まで念頭においてなかったスコア狙いを始めようと思い立ったのですが、ここで一つ大きな誤解をしてしまいます。それは、☆12のスコアが上がればそれ以下の難易度も必然的に高くなるだろうという認識です。ですから引き続き☆12ばかりを選曲していました。
その結果、☆12のスコアがそもそも上手く伸びないという状況に陥りました。先に経験に基づいて結論だけ述べますが、いくら拾う地力があってもスコアが出る押し方で普段からやっていないと、押し方を改めない限り今後もスコアは上がらないということです。(地力を上げると拾えるようになったノーツ分だけ多少はスコアも伸びますが)
そこで先程ちょろっと書いた「スコアは無視してとにかく全白を目指した」という、私の昔話をしたいと思います。クリアランプ更新にこだわる人間がどうなってしまったのか、見届けてください。もしかしたらあなたのプレイスタイルと重なる部分が見つかるかもしれません。そしてこの話は本題のFAST問題に大きく関わってきます。
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むかしむかしあるゲームセンターに、Pフリーでハード粘着ばかりする若造があったとさ。
とにかくハードランプを更新したいという気持ちが人一倍強かったその若造は、地力表という便利なツールを使って下から順に埋めていく律儀な凡人であった。
そんな彼はある日気づいてしまう、判定調整を下げれば下げるほど高密度や高速譜面がそれまでより少し拾えることに……。
「普通にやるとBP70出てハードできない曲でも、これを利用してBP50になったらハードできるじゃないか」
彼はひたすらに高難易度を求め続けていた。☆10,11なんかによそ見なんかしていられない、そう考えるうちにどんどん判定調整が下に下がっていき、彼の判定は地力S+を埋める段階でとうとう-5.0まで下がりきってしまっていた。
そしてとうとう全白を取って一度は満足感を得た彼であったが、そんな彼には憧れの世界があった。クリアランプでは勝っているのに何故かスコアでは勝てない、そんなライバルだらけの世界。
そうして彼は重い腰を上げて終わりのない闘いであるスコア練習をようやく真剣に始めるのであった……
が、彼は自分の歩んできたプレイスタイルのままスコアを伸ばそうとして悪戦苦闘するはめになる。そう、判定が沈みきった状態が正常なわけがなかったのである。
いくら☆10を練習してもFASTの山。Fly Aboveが1900すら乗ってない全白がこの世に二人として存在しただろうか。
そして彼にようやく自分の判定調整がおかしいことに気づくターニングポイントが来る。判定調整をいじっていたときに、SLOWとFASTが同じぐらいの量で総合スコアが多少伸びてることを知った彼は、思い切って判定を上げることに決めた。
するとそのうち☆10でもSLOWがバランスよく出るようになり、簡単な曲ならAAAも安定するようになってきたではないか。
「これなら☆12も光る、地力も充分にある」
そう思った彼はこの状態で意気揚々と☆12に挑むのであった……
「見えない。押せない。どうして?高々地力Bだぞ?押せないはずがない」
そう、これがFASTの罠だ。BPだけはどんどん減っていくので、見えた気になっていたが実際は見えてなかったのだ。
彼はこのとき自分のクリアランプを全否定された気分になり引退も少し頭をよぎったが、自分の侵した過ちと向き合っていくことを決めたのであった。
おしまい
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というわけで、その後長い時間をかけて筋力を上げるガチ押し練習を行い、徐々に物量に対して指が追いつくようになり現在に至るわけですが、いまだに地力S以上の物量は指が追いつかず判定を少し下げたくなります。下手に一度押せる(ような)経験をしてしまってるせいで、SLOWばかり出ることにストレスを感じてしまいます。ですがそこを我慢してガチ押しの速度を鍛えることで、本当に上手くなっているという実感が湧きます。
FASTが出る原因まとめ
・☆12の大量のFASTは密度に認識が追いついてない状態でも拾えるようにわざと判定を下げてるから出る
・☆10のFASTは譜面は充分見えてるけど判定が下すぎるのをコントロールできなくて出る
・そもそもガチ押しが全然できていないから指がリズム通りに動かせない(鍵盤のバネの固さにも大きく左右される)
自分のFAST傾向を知るには、Dr. Chemical & Killing Machineがかなり参考になります。
この曲は、前半は☆11レベルのごく簡単な16分ぐらいしか降ってこない乱打で、後半は☆12地力B相当の密度なので前半と後半で求められる地力が極端です。つまりこの曲を全て光らせるには判定を変えずに☆11と☆12を両方光らせるという技術が必要になります。
かつての自分のような「地力はあるけどFAST量産型」がこの曲をやると、後半に判定を合わせようとして前半がFASTの嵐になります。
一方で「スコアには自信があるけど地力が足りないスコア型」だと前半に判定が合ってる状態で後半がSLOWもしくはBPの嵐になります。(最初からスコアを意識してる人は逆にこのBPを減らすことに苦戦するようです)
スコアラーが目指すべきところは「理論値」なわけですが、これに近づくには「判定は簡単な前半に合わせるけどその判定で後半も難なく押せるようになるパワーをつける」のか、「難しい後半に合わせて前半は力の制御をできるようにする」のがいいのか、実は自分もまだわかってません。(そもそもこの考え方が間違ってる可能性もあります)
しかし現時点では前者のパワー思考で練習を進めて徐々にスコアが伸びているので、しばらくはこれで頑張りたいと思います。
p.s.度胸兄弟が間に合わなさすぎてまた心が挫けそうになってます。