第3回べあー杯あとがたり
久しぶりの投稿です。X-JINまさかの第3回べあー杯に出場しました。
第3回べあー杯のアーカイブはこちら↓
まずは第3回べあー杯お疲れ様でした。この場を設けてくださったべあーさんをはじめとする運営スタッフの皆様に多大なる感謝を。
チームべじたぶる倶楽部はサドンデスの末惜しくも準決勝敗退となりましたが、それぞれいい感じに爪痕を残せたのではないかと思います(元々の目標が予選ブロック突破だったので)。特にリーダーのDJ RAITO.は持ち味の精度+安定感を遺憾なく発揮してくれました。一緒に戦ってくれたDJ HIDEKA・DJ RAITO.に感謝。
以下、今大会における我がチームの読み(大体私)とその結果を淡々と綴っていきます。
〜ブロック選択〜
べじたぶる倶楽部はリーダーの圧倒的精度力と他2人のソフラン・皿・ガチ押しを武器としてます。今回のジャンルくじ引き的にはAブロックBブロックどちらも適しているように見えましたが、チームEに優勝候補筆頭の出張!上野動物園が入ることは容易に想像がついたのでそれを避けるためにAブロックを選択しました。←大正解。次点で警戒していたパワーもBブロックに流れたので助かりました。
そしてAブロック第一試合のジャンルにPEAKが二つ重なったため消去法でチームCを選択しました。結果的に我々の得意ジャンルから一番離れたところに着地したように見えますが、BPL2021の課題曲にはまだ脱法皿と脱法ソフランが残存していたのでむしろここしかないぐらいに思ってました。理想としてはDJ RAITO.の2タテ×2で合計10ポイントを取りつつ私とDJ HIDEKAで自選分稼ぐ…という算段で。
〜オーダー確定まで〜
チーム振り分けが5/1に決まり、仮想対戦表を作成してそれぞれの対策をすることに。その時点での予想がこちら。
この一週間後に正式なオーダーが決定しましたが、第一試合と第二試合は見事3連単的中!
しかし第三試合はまさかのEGPTさん先鋒でENMT!さんが大将。
慌てて先鋒CHARGE課題曲を確認すると、なんとEGPTさんに21曲全て敗北してるではありませんか。これはさすがに厳しいと考え、中堅のDJ RAITO.がもし2タテ出来なかったら第三試合は5:7で我々が負ける……となれば第二試合を何としてでも勝ちに行って予選2位通過を狙いにいくという方針になりました。後から聞いた話ではプリキュアもこちら(主にDJ RAITO.)を警戒してほぼ同じ計画だったようです。
〜チーム北の国からの対策〜
5/1の時点でPOSO*Yさんが鬼天を投げてくる可能性99%とチームで判断し、そこからDJ RAITO.の鬼天猛特訓がスタートしました。なんとDJ RAITO.はR乱の一番外れである「高速トリルが57に降ってくる配置」を中心に練習する用意周到ぶり。味方ながらその殺意の高さに驚きを隠せませんでした…
99MOONさんにはやってなさそうなS乱譜面を投げとけば大丈夫だろうと考えていました(結果としては誘導されていたようで向こうのチームが一枚上手でした)。
一方で私はCISさんから確実に2点取るための曲を決めあぐねていました。単発が弱く相場も全然知らない自分を見直すべく、良さげなスコアが出たら二人にスコア査定をしていただき練習候補にするかどうかを考える作業の繰り返し。当初はここで伝家の宝刀(自称)フラッグシップメドレーを投げる予定でしたが、相手の弱点がガチ押しだとわかってからはとにかくガチ押し漬けの毎日。僧帽筋爆発。
99MOONさんとCISさんが何を投げてくるかは最後まで特定不可能だったので、私のほうはCISさんを油断させるためにワザと本番2日前までCHORD課題曲のスコア詰めをしませんでした。直前の体調不良が災いして全部を埋め切ることはできませんでしたが、相手が自信を持って投げてきそうな曲をできる限り前日と当日に詰めて心理的不安を狙いました。
〜出張!上野動物園への対策〜
上述の通り我々がもし予選突破することになっても2位通過の可能性が高いと判断し、そうなると準決勝は出張!上野動物園との戦いになる…と想定、よってBブロック側は上野動物園の対策を念入りにしました。←これが準決勝で負ける要因となるとはまだ知りもしなかった…
これも語ると長いので簡潔に書くと、9MARYOさん*WOOL*さんは私とDJ HIDEKAでなんとか引き分けを狙い、RINさんをDJ RAITO.に倒していただくといった計画でした。
〜レジャラン秋葉原の視察〜
当日使う筐体は前もって知っておくと安心だろうということで、5/3にアキバまで行って本番で使う筐体を3人でプレーしておきました。やはりライトニングモデルといっても筐体差(皿の重さ・鍵盤の重さ・画面の明るさ・音の大きさ)があり、初見の筐体でぶっつけ本番は厳しいことがわかっただけでも来る価値があったと思います。
〜大会当日〜
大会の結果についてはアーカイブを見ていただけたらわかるので、ここからは自分の話だけしていきます。
<対CIS戦>
他選はNew Lights。実は曲発表のとき既に相当緊張していて別の曲を思い浮かべてましたが、2日前に一度触っていたのでさすがに曲が始まってから勘違いに気付きました。ちなみにこのような勘違いが発生した場合でもオプション選択を迷わないように、要推奨オプション曲だけは最低限覚えて該当しないものは全てランダムという程度には頭に叩き込んでおきました。
まさか最後のトリルで密かに練習していたニーソ姫の成果が出るとは…CISさんとは精度力において自分のほうがやや劣っていただけに勝てたことが本当に嬉しかったです。ありがとうニーソ姫。アーカイブここだけ無限に再生してご飯食べてます。
自選はKAMIKAZE。CHORD課題曲には何曲かガチ押し譜面があったのですが、ランダム外れが酷くなりがちなKAMIKAZEかdo the thingのどちらかに絞って、自分が事故りにくい前者をチョイス。両者S乱選択の場合はパワー勝負になるのでいずれにせよ勝てると判断しました。
S乱ガチ押しだったらたとえ初めての大会でもそれなりに安定したスコアが出せるだろうと甘く見ていましたが、他選を2点差で制したときの高揚感と絶対次の自選落とせないというプレッシャーで指の感覚が完全になくなり自己ベストより40点も低いスコアを出してしまいました。
<対EGPT戦>
自選はPsycho Sheep Riddim。前述の通りEGPTさんに課題曲全敗だったのですがこれだけ前日まで2点差だったので最初からPsycho Sheep Riddim一択でした。当然向こうもこれを警戒していたようですが、私には他の選択肢はなかったのでこれだけをアリーナで投げまくって実践経験を積んでました。終わってみれば自己ベスト-30というかなり不甲斐ない結果になりましたが、これには三つの要因(という名の言い訳)があります。
一つ目は第二試合終了時点で準決勝進出が確定したからです。完全に緊張の糸がプッツンしました。
二つ目は皿の押し押しがスカッたからです。いつも通りやったつもりですが筐体差及び設定ミスで反応しませんでした。この押し押しが正常に入ってくれていたらメンタル的にもまだ互角に戦えてたかもしれません。
三つ目はよそ見です。ハイ、とても反省してます。ガチ押し地帯抜けて皿のイレギュラーもあってどうせ負けてるだろうなと思い右のグラフをチラ見してしまいました。普段はそんなこと一回もしなかったのに、何故か本番になって体が制御できなくなったりするものなんですね。
対戦相手に対してかなり失礼な内容になってしまったので次からはどんな状況下でも真剣に戦うためのメンタルを作ってきます。どうすれば鍛えられるのかは模索します。
他選はMiami Sunset Drive。これが選ばれた時、正直助かったと思いました。他の曲でAWESOME PLAYになるものが何個かあったので、EGPTさんには感謝しかありません。と同時にEGPTさんの強さを肌で感じ取りました。私にもその強さを分けてください。
<対ZEXX戦>
自選は50th Memorial Songs -Flagship medley- (曲名が長いんよ)。今大会に向けて自分が最も練習してきた曲で、準決勝に進んだら誰と当たってもこれを投げる予定でした。R乱は割とディレイが当たっている配置が多いのですが、本番引いた配置は1/6で降ってくる外れでした。終盤のディレイで黄ばみ散らかしたとき終わったと思いましたがなんとか勝ててよかったです。
他選は大桟橋。言わずもがな名曲。オプションは正規と悩みましたが階段配置で黄ばむのを恐れて+相手が正規で安定を取りにくると判断してランダムに賭けました。残念ながら100点満点中40点程度の譜面が降ってきましたがそれなりに善戦できたのではと思います。ただここを勝てていれば準決勝進出できていただけに悔しいです。
〜戦績と反省点〜
結果3勝3敗の勝率50%で終えることができたので自分の成績にはそこそこ満足しています。そしてそれぞれの対戦の中でたくさんの学びと反省があり、もっと低難易度の精度力を鍛えようと心に決めました。
反省点は挙げるとキリがないですが、今最も悔やんでいるのはチームパワーの調査不足です。まさか自分たちが予選1位通過になると思ってなかったので、抜かりなく全員分の弱点を調べておくべきでした。他チームが当たり前のようにやっていただけに情けないです。
もう一つ反省点として、実はEGPTさんとの戦いの後まもなく過呼吸気味になって予選Bブロックの試合を見る余裕がありませんでした(後日アーカイブで確認しました)。ずっと外に出てひたすら深呼吸していたのでチームの二人を不安にさせてしまったかもしれません。これも初めての大会ならではのアクシデントとしてしっかり受け止めます。あとGパンがキツかったのでもっと痩せます。
〜まとめ〜
大会初出場がべあー杯で本当に良かったなと思います。自選曲を磨いて殴り合う形式は大会初心者にマッチしていて、おかげで良い成功体験と失敗体験を積めました。3回ともいい対戦相手に恵まれて、自分のプレーを大勢の方に生で見てもらうのも新鮮で全てが楽しかったです。特に配信の中でも現地でもX-JIN式について言及されることが多く、やっと自分という異色な存在を認知してもらえたかなという満足感もありました。そして何よりこのブログを読んでくださってる方々の声が一番嬉しかったです。すみません最近全然更新してなくて…
また必ずべじたぶる倶楽部でリベンジできるように、得意分野を更に尖らせようと思います。応援ありがとうございました!